推しランチ さんぽう

鶏の旨み引き立つ変わり種

米子(よなご)市内で50余年、鶏専門の料理を提供する老舗「とり料理 さんぽう」。鍋や唐揚げなどの定番メニューと並んで人気なのが、「さんぽう風ドライカレー」(1540円・税込)。スパイスを30種類以上使い、地元の鶏肉をメイ […]

水木しげる

〝リアル鬼太郎〟は見抜いていた 

 鬼太郎には実在のモデルがいた。水木さんのおい・Sさんである。紙芝居作家だった1955年頃、兵庫県西宮市で同じ家に住んでいた。私は水木さんの取材時、Sさんに会ったことがあり、当時39歳、細面で自動車会社に勤める会社員だっ […]

狐につままれ狸に化かされ

 大学2年の春、『海と毒薬』と『沈黙』を続けざまに読んだ私は、感動に震えながらも呆気にとられていた。重厚かつ端正な文章。深く胸をえぐる描写。この堂々たる純文学作品を世に問うた遠藤周作という文豪が、あのふざけた〝狐(こ)狸 […]

あごカツカレー

〝あご〟が落ちる旨さのご当地グルメ

琴浦(ことうら)町で多く水揚げされるあご(トビウオ)を使用したご当地グルメ「あごカツカレー」。食を通じた地域活性化を目的とした取り組み「琴浦グルメストリート」の企画として、「レストラングレイン」が考案しました。「あごカツ […]

ねずみ男がお気に入りのワケ

「ねずみ男」がお気に入りのワケ

 水木ワールドで、たくさんのキャラクターを作りだした水木さん。「一番好きなキャラクターは?」と問われると、必ず「ねずみ男です」と答える。  ねずみ男は非常に特異なキャラクターだ。妖怪と人間の間に生まれた半妖怪。僧衣(そう […]

にちなんダムカレーアイキャッチ

日南町の〝味力〟が詰まった大盛りグルメ

日南町(にちなんちょう)の道の駅、にちなん日(ひ)野川(のがわ)の郷(さと)「レストランほっとす」は、地元の新鮮な食材を使った料理がそろっています。特に、町内を流れる日野川の支流に設けられた、鳥取県最大の多目的ダム「菅沢 […]

〝好き〟にまっすぐだった人

 自分には絶対に描けない絵だった。 イラストレーター安西(あんざい)水(みず)丸(まる)の、どこにも力が入っていないようでいて、不思議な緊張感をたたえた絵が、高校生の頃から好きだった。  無礼を承知で「水丸さん」とお呼び […]

「絵の道」を照らしてくれた山下清

 水木さんは勉強が苦手だった。兄と弟は中学校に進学したのに、水木さんのみが高等小学校卒。それでもくじけなかったのは、「小学校時代から絵がうまかった」から、とされる。  確かにそうだ。高等小学校1年の時に個展を開き、「少年 […]

3人のゴール、2人のスタート

私の偏った漫画遍歴はあだち充から始まった。 ある日、年の離れた親戚のお姉さんが我が家に持ち込んだ漫画本の山。あだち作品を網羅していたそれが、いたいけな私を『陽あたり良好!』や『みゆき』や『ナイン』を愛読するややシブ少女に […]

みそが決め手のコク旨カレー

鳥取和牛をおいしく味わえるメニューが揃う「たくみ割烹店」。ランチ限定で「鳥取和牛オレイン55(以下、オレイン55)」の入ったカレーが食べられるのを知っていますか?オレイン55とは、牛肉の口溶けの良さに関係するといわれるオ […]

花咲くyokai談

ゲーテの言葉が人生の道しるべ

 水木さんは最晩年に、『ゲゲゲのゲーテ』という本を刊行した。その中でご本人が言っている。「水木サンの80%はゲーテ的な生き方です」  ドイツの文豪ゲーテに出会ったのは10代の末期。徴兵を前に哲学書などを読み漁っていた頃、 […]