燻製道楽

香りもうまみも最上級の燻製バーガー

鳥取県産二十世紀梨のチップで燻したサバを挟んだ、#燻製バーガー。天然酵母のもっちりバンズと一緒に頬張れば、柔らかな薫香とうまみが口いっぱいに広がります。ランチには燻製チーズや燻製ゆで卵も付き、燻製フルコースが楽しめます。

ナラタケ(ザーザ)

美しく光る菌糸を持つ「ザーザ」

 初夏から晩秋にかけて、倒木や腐朽(ふきゅう)木の周りに群生する「ナラタケ」。鳥取県では「ザーザ」と呼ばれ親しまれており、その由来は、刀のツバ「座(ザ)」に似た柄を持つことかららしい。 ナラタケは日本には少なくとも7種あ […]

笠智衆

小津安二郎の〝視線〟

 小津安二郎の映画くらいは見ておかないと美大生として格好がつかない。思えば小津映画に最初に触れた動機は、そんな不純なものだった。禁欲的な画面構成、単調で地味に思える脚本。当時の若い自分にとって、実際退屈に感じる部分も多か […]

もさばーがー

地元でしか味わえない幻のエビバーガー

地元でしか味わえない幻のエビがバーガーになりました!甘エビよりも甘い、プリプリのモサエビを丸ごと使った、#もさバーガー。お店は、縁結びの神様・白兎神社の門前にあり、ハート形のバンズでご利益にあずかれるかも。

イヌセンボン

(はかな)くも美しい森の小人

 まるでガラス細工のように儚(はかな)げな「イヌセンボンタケ」。世界の温帯から熱帯まで広く分布し、日本では夏から秋にかけて道端や森の中の栄養の多い地面、朽ち木の周り、こけむした道路の表面からおびただしい量が生える。学名「 […]

定有堂

鳥取の町角に〝聖地〟があった日々

 2023年春、鳥取市の定有堂書店が閉店した。50坪のごく庶民的なたたずまいのこの店は、私にとって、そして全国の本屋好きにとって、燦然(さんぜん)と光る〝聖地〟だった。 出版社別や作者名の五十音順ではなく、棚のテーマに沿 […]

花房精肉店

肉屋の本気と肉汁あふれる正統派バーガー

肉のプロ、花房精肉店(米子市)が肉の魅力を究極に引き出した「和牛100%ハンバーガー」。うまみの濃い鳥取和牛のみで作った150gのビッグパティ、厚めカットのシャキシャキ野菜、ベーカリーとコラボの専用バンズと、おいしさの三 […]

出合えたら奇跡!地中で生きるきのこ

 きのこは、地面や枯れ木に生えるのが一般的だが、地中に生える種類(地下生菌)もある。松林におけるその代表格がショウロ(松露)だ。マツと共生する外生菌根菌で、春と秋、下草のないきれいな砂地の若いマツ林や、樹下がコケや地衣類 […]

若冲を〝発見〟したアメリカ人

 その画家を知ったのは、1999年のこと。強烈な個性を放ちながらも、圧倒的なバランスと色彩感覚に裏打ちされた画面は、洋画にも日本画にも類を見ない唯一無二のものだった。  伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)(※1)。  すっか […]

ヘルシーとおいしーが融合の和風バーガー

米子市のヴィーガン料理店、日々の糧の「ライスバーガー」。もっちりとした玄米が、甘辛な照り焼きソースをまとった車麩を優しくサンド。海苔やシソのアクセントも効いていて、ヘルシーなのに大満足。これぞ〝ニッポンのバーガー〟絶品で […]

kinoko

まるで別物!野生の姿にびっくり

 前号に続き今回も、食卓によくのぼる「エノキタケ」(榎茸)の特徴を栽培と野生の両面から紹介する。店頭に並んでいるきのこは、野生きのこを栽培しやすく収量性が高くなるように改良したものが、ほとんどである。 エノキタケは、晩秋 […]

日本の宝箱〝トーハク〟

 東京国立博物館。通称〝トーハク〟。  JR上野駅から上野公園内を歩いて数分のこの場所に、学生時代の私は何度足を運んだことだろう。長谷川等(とう)伯(はく)の松林図屏風、尾形光琳の八橋(やつはし)蒔絵(まきえ)螺鈿(らで […]