人は派手な色の生物に遭遇すると「危険!毒!」と、なぜか警戒するものである。キノコも同じく、猛毒の「カエンタケ」や「ベニテングタケ」は目を引く赤や黄色をしている。しかし、カラフルな色のものが毒というばかりでもなく、むしろ […]
きのこの季節といえばズバリ「秋」と思われるかもしれないが、アミガサタケ(編笠茸)は鳥取県では3月下旬から5月ごろの「春」に発生する。山の中よりもむしろ道端の肥えた草むらや公園、林道のこけむした側溝の周りなど、人の生活環 […]
ヒラタケ(平茸)は、晩秋から春の寒い時期、広葉樹の枯れた部分から生える。冬、川辺の柳から生えている個体もよく見かける。傘は濃いねずみ色。ヒダは、白色から薄い灰色で柄(え)に対して垂生(すいせい)(※1)する。柄は、白色 […]
ツキヨタケ(月夜茸)はブナやミズナラ、まれにコナラなどの広葉樹の枯れ木に多数が重なって群生し、大きいものだと傘の直径が20cmを超える。発生時期は秋〜晩秋だが、沢沿いの涼しい場所だと初夏から姿を見かける。〝最も誤食事故 […]
野生きのこの季節は秋と思われがちだが、食毒を問わなければ一年中何かしらの種類を見ることができる。梅雨の季節が近づき、野山では「ギンリョウソウ」や「マタタビ」の花が咲きはじめ、雨が降り気温が上昇して多湿になってくると竹林 […]