研究者の情熱を今に伝える一標本

 木の幹や石垣の表面などに張り付いている、あの「模様」のような存在。ほとんどの方が気づかずに通り過ぎているかもしれません。「地衣類(ちいるい)」という生き物で、その多くが乾いているときは灰色味を帯びていて、景色の中に溶け […]

世紀の大発見!博物館資料が大きくはばたく時

 2006年、当時学芸員になって間もない私は、京都市内のとあるマンションの一室でとても緊張した場面に直面していました。それは、鳥取県立博物館で『古今(こきん)童謡(どうよう)』という江戸時代のわらべうたを集めた古書の購入 […]

ひょっとこ

驚きの〝工夫〟が詰まった鳥取固有のカタツムリ

 下から見るとまるで〝ひょっとこ〟を連想させる形が特徴の極小カタツムリ「ヒョットコイトウムシオイガイ」を紹介します。  カタツムリは貝の仲間で、陸にすむ巻貝。この貝は直径4ミリ足らずの極小サイズながら複雑な形をしていて、 […]

眠りについた古城

 南北朝から安土桃山時代の日本では、津々浦々に城が築かれました。面積の小さい鳥取県でも、なんと500以上の城跡が確認されています。当時の城は、現代人がイメージするような天守閣や御殿などの建物を有するものはごく一部で、敵の […]